NHKスペシャル「魂の旋律~音を失った作曲家」で
現代のベートーヴェン,佐村河内守さんが取り上げられていた。
番組を観て衝撃を受けた私は,早速,交響曲第1番「HIROSHIMA」を買ってみた。
紹介文にも「絶望の先の希望,闇の向こうの光に,聴く者みな一様に涙する」とある。
また「曲に込めた絶望と希望,祈りが,混迷する現代に生きる人々の共感と感動を呼ぶ」とある。
実際に聴いてみると,とにかく重い。重たい。絶望的である。
しかし,80分の長大なシンフォニーを聞いていると,最後は明るい希望が見えてくる。
本当に感動的である。鳥肌が立つ思いがする。
凄い曲があるもんだなと思い知らされる。
あの感動を味わいたくて毎日聴いている。
通勤時間が長くないので,第3楽章(約30分)から聞いているのだが,
家を出る際の絶望から,事務所に着く際には希望に満ちた気持ちになるのである。
ただ,あまりにパンチの効いた曲なので,お昼頃にはフラフラになってしまうのが
目下の悩みの種ではある。
とにかく噂以上に凄い曲である。
2013年6月20日
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