すでにブログに書かれているが,弁護士会の支部旅行があった。
旅行から帰ってきた後
疲れた体を引きずりながらジムに行ってきた。
ジムのロッカーで,汗びっしょりになったジム仲間が
シャワーも浴びずにせっせとリュックに荷物を詰め込んでいた。
私は,「貴君よ。シャワーも浴びずに何をしているのか。」と問うたところ,
彼は,「同志よ。クールダウンを兼ねて,家まで走って帰るのだ。」と答えた。
さらに続けて,「走って帰るこの瞬間こそ無になれるのだ。」と。
そして,彼は,振り返ることなく,脱兎の如く,ロッカールームを出て
闇夜を走り去って行った。
彼の後ろ姿は,千日回峰行者のような徳の高い坊さんのようであった。
なお,そんな彼が無事に帰れたかどうかは不明である。
想定外の「無」になっていないことを祈りたい。
合掌。
2013年5月28日
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