安保関連法案について続けて書きます。
私も大学院の研究室に在籍していましたが
研究者は人生の大半を研究に費やします。
それこそ何十年も研究するのです。
今回の安保関連法案
集団的自衛権に関して
憲法学の9割以上の「研究者」の方々は
人生の大半を費やした結果
「憲法9条に反し違憲である。」との結論に至っています。
政治家がもし,この大多数の学者の意見を
「字面に拘泥する」などと批判をするなら
それは単なる感情論でしかありません。
法を議論する場合には
論理的思考に則ることが大前提です。
そして,法を解釈するのに,
条文の字面を重視するのは
手紙を書くのに,文字を理解するのと同じくらい
当然の前提です。
「字面に拘泥する」と批判することは
法を議論する資格がないと自ら言っていることと同じです。
政治家達は人生の大半を掛けて憲法を研究した学者の意見を
謙虚に,そして論理的思考で理解して欲しいものです。
それでは,また
2015年6月17日
« 新しい記事:久々の投稿…
過去の記事:・・・長期に更新せず »