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報道の価値

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最近、ラインで中学生を恫喝した大阪府議がニュースを賑わしています。
道義的政治的責任を問われるのは政治家としては当然だと思いますし
メディアが取り上げることも否定しません。
権力への監視は報道の責務ですから。

ただ、どうしても拭えない違和感があります。
一度報道しただけではなく、
あまりにも徹底的にマスメディアが叩く姿勢に対してです。

これって、イジメに似ていると思いませんか?
私にはどうしても、
マスメディアがイジメのノンフィクションを垂れ流してるとしか思えません。

政府広報やマスメディアでは、
「イジメはダメ!」と繰り返しアナウンスしています。

でも、実際テレビなどのマスメディアで流されるのは
小保方問題のように、いったん叩ける対象が見つかれば、
木っ端みじんになるまで徹底的に叩きまくる内容の報道です。

こんな報道が垂れ流される状況では
子供たちにどうして「いじめはいけないよ」って言えるのでしょうか?

報道すべき事実は何なのか
報道の価値とはどこにあるのか
マスメディアに携わる人々は
真摯に問い直して欲しいと思います。

2014年8月20日

笠原徳之