本日は電話工事のため,休日出勤である。
平日に工事を行うと,電話が全く使えなくなり,業務に支障をきたすからである。
そういえば,東日本大震災直後に,埼玉北部では計画停電があった。
計画停電中は,電話も使えなくなっていた。
事務所内は真っ暗で,電話も使えない。
これでは全く仕事にならない。そんな有様であった。
ある時,東京の事務所から電話があり,
「先生の事務所に何度も電話しても繋がらなった。何をしているのか。」
という苦情があった。
私は憤りを覚えた。
悔しさで涙がこぼれそうであった。
「東京の電力を守るために,我々のような地方の住民が計画停電の犠牲になってるのです。
あなた方の便利さのために,我々が苦しい思いをしているのです。」
と言いたかったが,言えるはずもなかった。
甘酸っぱい口惜しい思い出である。
2014年6月7日
« 新しい記事:ペンは剣よりつよし
過去の記事:梅雨に入ったと思ったら »