先日不慣れな土地に行きました。
スマホ片手に目的地を探していると
居酒屋のアルバイトなのかチラシを配ってるハタチぐらいの青年が
「どうしましたか？」と声をかけてくれたのです。
もともと東京生活が長い私は、一瞬警戒する気持ちになってしまったのですが
その青年が「どこかいかれるんですか？」と続けて話しかけてきたので
目的地を伝えたところ、「お送りしますよ」と言ってスタスタ歩き始めるではないですか。
後ろをついていくとほどなくして目的地に到着しました。

私が心からの謝意を告げると
「なんかあったらまたよろしくおねがいしま～す。」とだけ言い残して
その青年は去っていきました。

青年の親切さが最高に嬉しいひと時でした。
名前も聞けなかったあの青年。
今日もアルバイトでチラシを配っているかもしれません。
情けは人の為ならず。
彼にも良いことがありますように。

それでは、また。

2014年4月23日

笠原徳之

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