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法曹三者新年会

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先日,熊谷支部の法曹三者新年会が開催された。
すなわち,弁護士,裁判官,検察官が一同に集まり,
忌憚のない意見を述べながら飲食を共にするというものである。
日頃,法廷内で鎬を削る関係なのだが,
新年会ではプライベートの話をしながら親睦を深めるのである。

法曹三者は,司法試験に合格し,司法研修所で同じ釜の飯を食った
同期,先輩後輩関係の間柄にある。
そこには法曹同士の信頼関係がある。
信頼関係があるからこそ,依頼人にとって適切,妥当な解決を導くことができる。
信頼関係があるがゆえに,お互いの依頼人の利益を最大限に確保しつつ,
長い歴史が積み重なった不幸な人間関係に終止符を打つことができる。
法曹三者全員で,不幸な境遇にある人々の声に耳を傾けて解決を図るのである。
裁判官を中心において,代理人弁護士同士,弁護人検察官同士で議論して
解決に導くのである。
信頼関係を強固なものにするため,新年会は大事なのである。
特に,大都市とは異なり,熊谷支部のような小さな支部にはお互いの顔が見えて
信頼関係を築くことが,引いては依頼人の利益に繋がるのである。
地元の事件は,地元の弁護士に頼むのが適切な解決に繋がると言いたいのである。
東松山市周辺にお住まいの方々には,当事務所に相談・依頼したほうがいいという
ことになるのである。

さて,昨今の日中・日韓関係は最悪なものになっている。
過去の不幸な歴史がそこにあり,互いの信頼関係が破壊されている。
政治家等の国の代理人が,相互に信頼関係を構築し,冷静に議論し,
自国の国民を説得するのが望ましい。
代理人自身が自国民を煽るようなことがあってはならない。
まずは,信頼関係を強固なものにするため,互いの指導者は,新年会をやっていただきたい。

徒然なるままにそう思う今日この頃である。

2014年1月22日

五十川剛俊