東松山市内には,丸木美術館がある。
丸木美術館とは,広島県出身の画家である
丸木夫妻が「原爆の図」を展示するために
私財を投じて建てたものであるという。
私も丸木美術館に行ったことがある。
絵が持つインパクトは絶大である。
原爆がいかに残酷であるかが伝わってくる。
私の親戚がみんな広島県人であるため,
私は,子供のころから広島の原爆資料館には何度も行ったことがある。
ちなみに,
私の祖父は原爆投下直後に叔父らを助けるために
沖から船で広島市内に入っている。
叔父らとともに,火傷をした同郷の子供らも一緒に
船に乗せて助け出したようである。
助けだしたものの,当時は医療品が極度に不足していたことから,
火傷した傷口にポマードや味噌を塗ったりして対処したと聞いている。
せめて傷口を乾かさないようにとの思いだったという。
火傷した子供は激痛に苦しみながら亡くなったという。
残酷という他ない。
地獄としか言いようがない。
二度と残酷な事態にならないように我々は気をつけねばならない。
丸木美術館が我々世代に訴えかけてくるメッセージを真摯に
受け止める必要があろう。
2013年6月25日
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