以前，笠原弁護士が「悲しい光景」というブログで
車イスの駐車スペースに若者が堂々と自動車を止めた光景に
悲しい気持ちになったと書いていた。
東日本大震災の直後，各地で「絆」の重要性が声高に叫ばれていたが
あの掛け声はどこにいったのだろうか。
「絆」という名のもとに，地域コミュニティーの見直しも図られたが
私の居住地は町内会の加入率も年々悪化しており，地域社会も崩壊寸前である。
今や「絆」の熱気も冷めてきているように感じる。
冷めてきた「絆」に悲しい気持ちになる。
ちなみに，震災直後，我が家も食料品や水等の備蓄をしていたものの
今では使い切ってしまい何も準備されていない。
また同じ震災があったなら，また痛い目に遭うだろう。
「絆」も備蓄も忘れてはならない大事なものである。
ここで一旦気を引き締めて，カルピスを買い溜めしておこうと思う。

2013年5月9日

五十川剛俊

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