私が担当する刑事事件で,無罪判決が下りました。
詐欺未遂被告事件ですが,未必の故意があったとの検察官の主張を退け,合理的な疑いが残るとして,無罪としました。
無罪を主張しているわけですから,その判決を得るために弁護活動をしています。
しかし,裁判所から
「主文 被告人は無罪。」
と判断が下った瞬間,格別の思いがしました。
ちなみに,平成24年度の司法統計によれば,第一審地方裁判所の事件総数7万8393件のうち,無罪判決は81件とされ,単純計算では0.1%とされます。
勿論刑事事件の大半が認めている事件のため,争われている事件のうちの無罪判決はもっと高い数値ですが,無罪判決が少ないことに変わりはありません。
守秘義務の関係がありますし,まだ確定していませんので,詳細は控えますが,以上,報告でした。
2014年7月1日
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