五十川弁護士が昨日書いた通り,2月3日にさいたま共済会館(浦和)で市民集会が開催されました。
通常半年準備期間に欠けるところを2か月で行うこととなり,開催までは心配ばかりでした・・・もっともそれを感じているほどの暇はなく,チラシ作成・看板発注,出演者との連絡,記者会見などの広報活動等雑務に追われていましたが・・・
しかし,開催してみると定員280名の会場(出演者や関係者の席を除けば260名)で,140名前後の方が参加されました。
刑事司法制度という市民の方々には取っつきにくいテーマであり,広報も十分とは言い難い状況であったので,予想以上の参加者数でした。
埼玉弁護士会会長の挨拶で始まり,まずは,渕野貴生さん(立命館大学大学院法務研究科教授)の基調報告。新時代の刑事司法制度特別部会の議論の問題点,刑事司法の根本的改革の必要性をわかりやすく説明していただいた。
その後,当会所属の弁護士2人と,五十川弁護士の声による出演で,寸劇「もしも,取調べの可視化が実現したら」が演じられました。会場からは温かい拍手が・・・
後半は,渕野さんに加え,泉澤章さん(足利幼女誘拐殺人事件再審弁護団に関与された弁護士),江川紹子さん(ジャーナリスト。オウム真理教の問題等でよくテレビでお見かけします),桜井昌司さん(布川事件という茨城で起きた強盗殺人事件の冤罪被害者)によるパネルディスカッション。ここで特別部会の問題点を掘り下げ,さらに必要な改革等について議論されました。
非常に有意義な市民集会で,私自身勉強になりました。
何とか無事に終わったことで,事務局長としてほっとしましたが,終わった後も,弁護士会等への報告,録音の反訳の手配等残務が残っています。
2014年2月5日
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